面接官から見る魅力的な学生とは

経済状況の好転に伴い、各企業の人事部門の動きがあわただしさを増しているようだ。日本企業は、自社の経営状況に基づいて新入社員の採用方針を固めるのが常だ。しかし、同時に同業他社の動向に神経を使うともいわれている。厳しい競争を戦うためには、同じ業界の競争相手の動向を無視するわけにはいかない。この点を考慮したうえで、企業の幹部経営陣と人事部門が次年度の採用枠とその基本戦略を策定するのが恒例行事になっている。その際、単に新入社員の人数と配置先を決めるだけでなく、採用戦略について詳細に検討される。つまり、どのような人材を求めるのか、という基準が定められることになる。これは、その時の社会情勢や企業の置かれた位置、さらには今後の経営方針と関係しているので、必ずしも毎年同じとは限らない。したがって、就活する学生側にとって、このような企業動向や情勢に関する情報は極めて重要な役立ちデータになる。さらに重要なことは、そういった企業側が求める人材の資質や能力を知ったうえで、自分をどうアピールするかだ。採用担当部門の人間は人を見るプロだ。マニュアルやセミナーで身につけた付け焼刃程度の知識は容易に喝破される。人間力が試される面接の場で芝居や演技は通用しない。就活を前に改めて自分と向き合い、見つめることから始めるべきだろう。そして、今までの人生を振り返り自慢できることや前向きになれることなどを整理することが必要だ。積極的にプラス面を洗い出し、その点を強調するとともに、自分の弱点の克服についても、改めて強く考えておく必要がある。要は、総合的な人間力をアピールするための自己再認識作業を行っておくことだ。面接官には、自分を飾ろうとせず自分というものを素直にアピールすると良いだろう。そういう素直な人材が採用されやすいようだ。

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